16/01/27 21:57:45.18 CAP_USER*.net
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年金の目減りに歯止めがかからない。26日の日経平均株価は3営業日ぶりに大幅反落し、
また1万7000円割れ。前日比402円01銭安の1万6708円90銭で取引を終えた。
約135兆円の年金資産を市場に突っ込んでいるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)
の含み損は膨れ上がる一方だ。金融評論家の近藤駿介氏(アナザーステージCEO)は15日まで
の損失を約7・4兆円と試算していたが、そんなレベルじゃ済まなくなってきた。
株安に加え、1ドル=117円台まで進んだ円高で生じた“為替差損”が拍車をかけているからだ。
海外株や外債でも大損している可能性があるのだ。
経済評論家の斎藤満氏の試算も背筋が寒くなる内容だ。GPIFのポートフォリオは大まかに
国債35%、国内株25%、外債15%、海外株25%で構成されている。
日経平均が1万5000円に下げ、円高が1ドル=110円まで進めば、約16兆円の損失になるというのだ。
埼玉学園大教授の相沢幸悦氏(金融政策)はこう言う。
「約7.9兆円のマイナスを出した昨年7~9月期よりも損失は大きくなっていると試算しています。
昨年末の大納会からの下げ幅が2000円に広がった時点で含み損は10兆円に達した可能性が高い。
円高は3月期決算の企業にとっては痛手ですし、この先、株価の上昇要因は見当たりません。
下値不安が取り除かれなければ、3月に向けて1万4000円割れも現実味を帯びてきます。
そうなればGPIFは30兆、40兆円の損失を抱え込むことになる。
今週末と3月中旬に日銀は金融政策決定会合を行いますが、マーケットが期待する
“黒田バズーカ3”が放たれたところで、効果は限定的でしょう」
このままでは最後まで市場に残っているのはGPIFと日銀、それに物好きの個人投資家だけなんてことになりかねない。
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