16/01/25 23:27:14.19 CAP_USER*.net
「怠慢だった。明らかな判断ミスだった」
ドイツで大騒ぎとなった西部ケルンの女性集団暴行事件。フェイスブック上で“謝罪”したのは、公共テレビZDFの編集幹部だ。
地元警察は4日、事件が大規模で、被害者の証言から容疑者が「アラブや北アフリカ系」とみられると発表したが、同日のニュース番組で報じなかったためだ。
大みそかに発生した事件なのに、独メディアの報道の出足は遅かった。
移民・難民流入問題にも波及しかねない重要な事件であり、政治家からは「沈黙のカルテル」と、意図的に報じなかったと勘ぐるような批判も上がった。
実際には警察の初動対応がまずく、事件の規模や詳細が不明だったことが背景にあり、その後、報道は一気に大きくなった。
ただ、それでもメディアは取り扱いに悩んだようだ。
容疑者が特定されていない時点でことさら“移民系”を強調すれば、
「移民がいなければ泥棒も暴行もなくなる」(左派系紙)かのような印象を与え、反移民・難民感情をあおる極右などが利用しかねない。
一方、事件の背景の解明には容疑者の容姿も「重要な情報」(保守系紙)であり、
「事実こそ、ばかげた臆測への対抗となる」との主張もある。報道に携わる者として人ごとではない議論だ。(宮下日出男)
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