16/01/20 09:50:41.61 CAP_USER*.net
URLリンク(www.sankei.com)
大阪府守口市の市立樟風中学校(同市西郷通)で、スマートフォンなど携帯電話によるトラブルを防ごうと、生徒らが
PTA役員と協議し、自主的に使用ルールを作成した。アンケートや話し合いなどを重ね、生徒総会で8項目のルール宣言書
を採択。携帯電話の使用ルールを、生徒自ら作成するのは珍しいという。吉本卓校長は「一過性ではなく継続してルールの
改正などに取り組んでほしい」と話している。
8項目は、SNSなどに他人が不快になることを書かないことや、他人の画像や個人情報を勝手に載せないことなどを盛り込む。
また、SNSなどを使うときはよく確認してから使うとし、保護者に有害サイトを制限するフィルタリングをかけることも記している。
夜10時を超えれば使用しないことも入れた。
同校は携帯電話の校内持ち込みを禁止しているが、校外で携帯電話の無料アプリ「LINE(ライン)」で他人の悪口を言ったり、
写真を無断掲載したりして、けんかになるトラブルが発生。学校側は昨年6月、1~3年生と保護者を対象にアンケートを実施した。
その結果、1~3年生のうち、スマホ所有率は73・3%と極めて高く、インターネットのトラブル被害率も67%だった。
さらに1日2時間以上使用している生徒が49%にのぼった。
一方、生徒と保護者の共通質問では「家族とルールを取り決めている」としたのは保護者が82・1%だったのに対し、
生徒は54・9%と、認識の違いが浮き彫りになった。また「他人の悪口を書き込まないなど、送信・投稿する内容を決めている」
としたのは保護者が45・5%に対し、生徒は14・4%しかなかった。
アンケート結果を受け、学校は9月、生徒会執行部に携帯電話使用のルールを検討するよう打診。執行部側はフィルタリング
をかけることなど4項目を提案したが、生徒会新聞で紹介すると、多くの生徒から追加提案の意見があり、8項目にすることに。
執行部とPTA役員が複数回協議したうえで11月、生徒総会で生徒会長が宣言書として読み上げ、全員で採択した。
吉本校長は「教師が指導するのでなく、生徒らが中心となって取り組んだことに意義がある。生徒ら全員の総意を得た自主的
ルールとして順守していくことを期待する」としている。