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産経新聞 1月19日 13時0分配信
北朝鮮による日本人拉致問題を巡り民主党の緒方林太郎衆院議員が国会で安倍晋三首相に「拉致を使ってのし上がったのか」などと質問した件に絡み、
19日午前の参院予算委員会で、安倍首相と日本のこころを大切にする党の中山恭子代表が、「北朝鮮の工作活動に乗せられてはいけない」と共闘する一幕があった。
平成14年の拉致被害者帰国時、首相は官房副長官、中山氏は内閣官房参与として携わった。
拉致被害者の蓮池薫さんの兄、蓮池透さんによる著書「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」(講談社)は
「拉致問題はこれでもかというほど政治利用されてきた。その典型例は安倍首相だ」「安倍氏や中山参与を含め、日本政府は弟たちを止めることなどしない」などと記す。
本をもとに質問した緒方氏を念頭に、中山氏は「事実確認もしないまま総理の名誉を傷つける発言があった」と批判した。
中山氏は本に「事実と異なることがたくさん書かれている」と指摘。その一例として「拉致被害者5人を国家の意思で日本に留めると決断したのが、当時の安倍官房副長官だった。どれほどにうれしかったか」と振り返った。
その上で、「透さんはご自身では気付かれてはいないかもしれないが、工作関係者に利用されている。ある意味では拉致問題の被害者といえるかもしれない。
(北朝鮮に)思ったように利益が得られなくなると、このような工作活動が動き出す。国会議員がそのような動きに乗せられるようなことがあってはならない」と述べた。
首相は中山氏に応じる形で「5人の被害者については、再び北朝鮮に戻すべきだとの論調は強くマスコミなどにもあった。
私と中山参与で、拉致被害者本人と接触し、最終的に日本にとどまる意思を確認した。国家の意思としたことに批判もあった」と当時の状況を説明。
「北朝鮮は常に国論を二分しようとするさまざまな工作をしている。これに乗ってはならない。日本は声をひとつにして被害者を帰せと要求していく必要がある」と強調した。
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