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テレビ朝日系の「朝まで生テレビ!」。「激論!安倍政治~国民の選択と覚悟~」と題した
1日放送の番組では、大田区の自民党区議が「建築板金業」と身分を隠し、安倍政権をヨイショする
サクラ疑惑が発覚。「今年初のBPO入り番組」とネットで炎上中だが、同じように炎上しているのが、
元総務相の竹中平蔵・慶応大教授の仰天発言だ。
番組では、アベノミクスの「元祖3本の矢」や「新3本の矢」について是非を評価。
冒頭、「アベノミクスは理論的には百%正しい」と太鼓判を押した竹中平蔵氏。
アベノミクスの“キモ”であるトリクルダウンの効果が出ていない状況に対して、
「滴り落ちてくるなんてないですよ。あり得ないですよ」と平然と言い放ったのである。
トリクルダウンは、富裕層が富めば経済活動が活発になり、その富が貧しい者にも浸透するという経済論だ。
2006年9月14日の朝日新聞は〈竹中平蔵・経済財政担当相(当時)が意識したのは(略)80年代の
米国の税制改革だった。その背景には、企業や富裕層が豊かになれば、それが雨の滴が落ちるように
社会全体に行きわたるとする『トリクルダウン政策』の考え方があった〉と報じているし、13年に出版された
「ちょっと待って!竹中先生、アベノミクスは本当に間違ってませんね?」(ワニブックス)でも、竹中氏は
〈企業が収益を上げ、日本の経済が上向きになったら、必ず、庶民にも恩恵が来ますよ〉と言い切っている。
竹中平蔵氏がトリクルダウンの旗振り役を担ってきたのは、誰の目から見ても明らかだ。
その張本人が今さら、手のひら返しで「あり得ない」とは二枚舌にもホドがある。
埼玉大名誉教授で経済学博士の鎌倉孝夫氏はこう言う。
「国民の多くは『えっ?』と首をかしげたでしょう。
ただ、以前から指摘している通り、トリクルダウンは幻想であり、資本は儲かる方向にしか進まない。
竹中氏はそれを今になって、ズバリ突いただけ。つまり、安倍政権のブレーンが、これまで国民を
ゴマカし続けてきたことを認めたのも同然です」
こんな男が今も政府の産業競争力会議の議員を務めているなんて、安倍政権のマヤカシがよく分かる。
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★1の立った日時:2016/01/04(月) 20:19:31.23
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