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1月2日 20時02分
ことしは、サミット＝主要国首脳会議が日本で開かれます。議長を務める安倍総理大臣は、不透明さが増している世界経済や国際テロについて、中国やロシアなども含めた協力体制の構築も視野に、各国との間で積極的に意見調整を進め、リーダーシップを発揮したい考えです。
ことし５月、三重県を会場として主要国首脳会議＝伊勢志摩サミットが開かれます。アメリカなど主要７か国の首脳が日本に集結するのは、２００８年の北海道洞爺湖サミット以来、およそ８年ぶりのことで、議長を務める安倍総理大臣は、世界経済、国際テロ、女性が輝く社会の実現などを議題として、首脳間で突っ込んだ意見交換を行いたい考えです。
このうち、世界経済は、中国経済の減速や原油などの資源価格の下落で不透明さを増していて、去年、ドイツで行われたサミットでも、世界経済の行方に大きな影響を及ぼす中国の構造改革について、議論を継続することが確認されました。
また、国際テロについては、国際社会が協調して、過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートの活動拠点があるシリアやイラクの安定を図り、難民などの発生をいかに抑えるかが課題となっています。
安倍総理大臣としては、今回のサミットで、基本的価値を共有するＧ７の結束を強化するとともに、中国やロシアなども含めた協力体制の構築も視野に、各国との間で積極的に意見調整を進め、リーダーシップを発揮したい考えです。
また、安倍総理大臣は、これと並行して、中国、韓国、ロシアなど近隣諸国との関係改善にも積極的に取り組む方針で、このうち、ロシアについては、懸案となっているプーチン大統領の日本訪問の実現を目指し、ことし前半のロシア訪問も選択肢に調整を進めることにしています。
引用元：URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)