15/12/21 23:50:46.74 CAP_USER*.net
労働者全体の4割を占めるまでに増えた非正規雇用が、若い世代の結婚や子育ての壁となっている。
派遣社員として長年働く中部地方の独身男性(43)の収入を例に、結婚して子どもができたと仮定して家計をシミュレーションしたところ、生活保護世帯並みの生活苦に陥ることが分かった。
男性は高校卒業後、三年ほど正社員として勤めたが、その後は非正規雇用。一~数カ月ごとに派遣先が変わる。
食品工場で働いた十一月の給与明細を見ると、時給千円で、所得税の源泉徴収や交通費を引いた月収は約十七万二千円だった。このペースで働ければ、年間の手取り収入は約二百六万円になる。
国民健康保険(国保)や住民税は自分で役場に払いに行っているが、国民年金はほぼ払わずじまい。
「貯金もほとんどなく、結婚なんて考えようがないのが現実です」
女性の非正規雇用は六割近くに達し、男性よりも割合が高い。相手の女性がパート労働で毎年約百万円の収入を得ると仮定して、名古屋市のファイナンシャルプランナー(FP)早川元子さん(66)に家計をシミュレーションしてもらった。
一家の年間収入は、二人の合計年収に児童手当を加えて約三百二十万円。支出は▽国民年金約三十七万円▽その他の社会保険料と税金(国保や住民税など)約四十三万円-で合計約八十万円。
家賃や保育・教育費を含めた生活費として残るのは約二百四十万円にす