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講演する井沢元彦氏=和歌山市
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和歌山市内で8日に開かれた和歌山「正論」懇話会の第82回講演会。
講師を務めた作家で種智院大客員教授の井沢元彦氏は「なぜ憲法改正ができないのか」をテーマに、
日本人が古くから持つ宗教観などについて解説した。
講演要旨は次の通り。
憲法9条改正ができないのは歴史的な要因が大きい。
反対する心情は長く続いた日本民族の歴史、あるいは心理に根ざしている。
一言でいえば神道だが、その基本は何か。それが憲法にも繋がってくる。
日本国憲法の、特に9条改正を阻む歴史的要因は3つあり、1つ目は「穢(けが)れ忌避」。
2つ目は「言霊」、3つ目は「怨霊信仰」である。
穢れは、日本民族が昔から抱いている独特の感覚で、最たるものは「死による穢れ」だ。
平安時代以降、天皇家の権威が確立すると、誰も天皇の座を奪おうなんて考えなくなった。
そうすると、穢れを嫌う天皇家は軍事と警察業務から一切手を引いてしまい、貴族もそれに習った。
死の穢れに満ちているから軍隊なんていらないということ。その結果、夜盗強盗のオンパレードとなった。
そして自分の生命財産は自分で守るしかないと「侍」が生まれた。
穢れが諸悪の根源であるというのが神道の基本的考え方。
日本は、必要に迫られたときは侍文化が強いが、いざ平和