15/12/11 19:45:56.73 CAP_USER*.net
時事通信
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世帯所得が低いほど米やパンなど穀類の摂取量が増え、肉や野菜は減少する傾向があることが9日、
厚生労働省が公表した2014年の国民健康・栄養調査で分かった。
同省は「おかずをそろえ、食事内容のバランスを整える余裕が少ない可能性がある」とし、
健康面の格差拡大に懸念を示している。
調査は毎年行われ、今回は昨年11月に実施。全国約5400世帯を無作為抽出し、約3600世帯から有効回答を得た。
摂取品目を詳しく尋ね、所得と食生活の関係を調べたのは初めてという。
その結果、米やパン、麺など穀類の1日当たり平均摂取量は、世帯所得が600万円以上の男性は494グラムだったのに対し、
200万~600万円未満は520グラム、200万円未満は535グラムだった。女性もそれぞれ352グラム、359グラム、
372グラムで低所得ほど多かった。
野菜の摂取量は所得600万円以上は男性322グラム、女性313グラムだったが、200万円未満では男性253グラム、
女性271グラムだった。肉の摂取量も低所得ほど少なかった。
一方、喫煙者の割合は低所得者ほど高く、特に女性は600万円以上が5.6%だったのに対し、
200万円未満は15.3%に上る。健康診断を受けていない人の割合も、男性はそれぞれ16.1%、
42.9%で大きな差が見られた。(2015/12/09-19:59)