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ヤフーに検索結果の一部削除命じる 東京地裁
12月8日 0時05分
インターネットの検索サイト、ヤフーで、自分が反社会的な集団に入っていたかのような
記事の一覧が表示されるとして、東京の男性が削除を求めた仮処分について、
東京地方裁判所は、一部の検索結果がプライバシーを侵害しているとして、
ヤフーに削除を命じる決定を出しました。
関係者によりますと、東京の男性は、ヤフーの検索画面に自分の名前を入力すると、
10年以上前に反社会的な集団に入っていたかのような記事の一覧が表示されるとして、
削除を求める仮処分を申し立てました。
これについて、東京地方裁判所の関述之裁判官は「検索サイトでは、特定の個人に
とって好ましい情報かどうかにかかわらず検索できる『中立性』が重要だが、
人格権を侵害するような記載まで認められるのか疑問がある」として、47件の検索結果のうち、
11件がプライバシーを侵害しているとして、削除を命じる決定を出しました。
過去の犯罪などに関する検索結果を巡っては、ほかのサイトに対しては削除を命じる
仮処分の決定が相次いでいますが、ヤフーでは初めてです。
男性の代理人の神田知宏弁護士は「ヤフーにも削除命令が出たことで、
プライバシー権を尊重して削除を命じる判断がより広い範囲で認められた」と話しています。
一方、ヤフーは「仮処分の決定なので、知る権利や表現の自由の観点から正式な
裁判を求めたい」としています。