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産経
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東京都千代田区九段北の靖国神社の公衆トイレで11月23日、爆発音がした事件で、
韓国籍の男が関与した疑いがあることが2日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁公安部は、
男が宿泊した可能性がある千代田区内のホテルを家宅捜索したが、
男は事件直後の11月末に出国しており、さらに裏付けを進めている。
捜査関係者によると、爆発音と同時刻、現場周辺の防犯カメラに袋を持った不審な男の姿が写っていた。
事件は11月23日午前10時ごろ発生。本殿に近い神社南門近くの公衆トイレの男性用個室トイレで爆発音があった。
個室の天井には約30センチ四方の穴が開き、固形物が詰められたパイプや、
時限発火装置のようなデジタル式タイマーが見つかった。けが人はなく、犯行予告や声明は確認されていない。
爆発音の約30分前、袋を持った黒っぽい服装の不審な男が周辺を歩き回り、
爆発音がした時間とほぼ同時刻に立ち去る姿が防犯カメラに記録されていた。遺留品の特徴から、
国内の過激派などが組織的に関与した可能性は低く、公安部は何者かが過激派の手口を模倣したとみて捜査していた。
トイレ周辺は夜間は閉門され人は立ち入れないが、日中の出入りは自由にできる。
靖国神社では11月23日、収穫に感謝する新嘗祭が予定通り開催されたが、
七五三の受け付けは安全確認のため中止された。