15/11/23 10:31:16.25 CAP_USER*.net
シリア難民の子、トルコに105万人 ユニセフ支援訴え
URLリンク(www.asahi.com)
内戦中のシリアから逃れた難民の最大の流入先トルコ。約210万人の半数が子どもだ。国連児童基金(ユニセフ)トルコ事務所で
「子どもの発達と教育部門」のチーフを務める近藤智春(ちはる)さんが今月、一時帰国し、
「子どもの夢を守るためには学校教育が欠かせない。トルコだけでは支え切れず、国際社会の支援が必要だ」と訴えた。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などによると、10月時点で約210万人のシリア難民がトルコに身を寄せる。
その半数の約105万人が17歳以下だという。
子どもたちの就学率は4割程度にとどまる。近藤さんは「トルコ南東部の難民キャンプは満杯で、人々が西側にあふれている。
そうした家庭では、子どもが仕事のない親に代わって工場で働いたり物乞いしたりしている」と指摘する。
シリアの公用語はアラビア語で、トルコ語を習得する壁も高い。難民キャンプなどで整備が進む仮設学校では、トルコ語を教える一方で、
難民の中から募った教育経験者ら約6500人が先生となり、母国語で授業しているという。教材はシリアの教科書から政治色を削ったものを使っている。
トルコでの生活が安定しないため、欧州に向かう難民も多い。近藤さんは「難民の希望の灯(ともしび)を絶やさないための環境作りに、日本政府も積極参加してほしい」と語った。(乗京真知)