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皆さんは「ばびろんまつこ」というハンドルネームを持つ女性のことをご存じだろうか？
私は『とくダネ！』と週刊文春のワイド特集で、その存在をはじめて知ったのだが、ネット界ではすでに「セレブキャラ」として、わりと有名人であるらしく、
そんな彼女が先日ケチな罪で逮捕されてしまったという報道は、一部の層に、それなりの衝撃を与えたようである。
念のため、事の経緯を週刊文春から抜粋し、簡単に説明しておこう。
「『秋冬物のお買い物は、アイテム一つに余裕でOL1ヶ月分のお給料が飛んでいく』(9月2日)『日本は夏も終わりのようですが、こちらはプライベートヴィラでプール開き』(9月16日)……
つい2ヶ月前まで、このようなセレブ生活をツイッターで披露していた女が逮捕された。
逮捕されたのは、東京都港区在住の松永かなえ(26)。
直接の逮捕容疑はネットオークションで高級ブランド・カルティエのブレスレットの偽物を京都府内の主婦に65万円で販売した、詐欺と商標法違反。
『(中略)他にも高級ブランドバッグなど計5万円ほどで入手した“偽物”を“本物”として売り、400万円ほど売り上げたと供述しています』(社会部記者)
この事件が注目されたのは、彼女がツイッター上で『ばびろんまつこ』を名乗り、セレブ生活を綴った“キラキラツイート”で有名な人物だったからだ」
ばびろんまつこ─語感と字面は完璧だ。肩書きは「ハイパーエリートニート」。写真を見れば、けっこうな“修正”が施されているには違いないものの、いかにも日本男児好きしそうな巨乳＆ちょいムッチリのトランジスタグラマー(風)。
ある意味、こういうプレモダンな「セレブへの憧れ」をいまだ抱きがちである典型的な外見タイプなのかもしれない。そして、典型的なヒトが典型的な行動を取ってそのさまをひけらかす潔さは、我々傍観者からすれば“蜜の味”だ。
「詐欺で逮捕」というしょっぱいオチにも(本人が望んだわけではないのだが)、与沢翼クラスの卓越したセンスがキラリうかがえる。
また、ばびろんまつこの“名言集”が、なかなか味わい深い。
「正直な話、年収が1500万超えたあたりから自分より年収が低いであろう異性は自然と身近にいなくなる。いてもコンビニの店員さんとか宅急便の配達員さんくらい」
「自立した女性に不可欠なものは、手段を選ばないこと」
「買うときが一番物欲の最高潮で、手に入れた途端果ててしまう」
「肩書きに執着してしまう貧しい考え方を変えることができない─貴方がその肩書きになれば良いのです」
「嫉妬されてやっと半人前」
「若かりし頃に一度だけエコノミーでヨーロッパに行ったんだけど、まるで奴隷船のようでわくわくぎゅうぎゅうな感じが楽しかったな」
「お金のないところにお金は集まりません」
「美人と言われれば片や不細工と言われる子の世界で、美人と言われるほうだけに顔を向けて片方は見ないように目をつぶればよい。ましてやそちらのほうがウィンクしているように見えてチャーミング」
「デートではいつも星付きのお店しか行かない彼が、なぜか誕生日のときは白金のサイゼリヤだった。彼はわたしを試そうとしていたらしいが、サイゼリヤ初体験だった私は怒るどころか、
『こんなプレシャスなディナーができるのも貴方と一緒だから』と意気揚々と胸を揺らしながらミラノドリアを頬張った」
「彼を惚れ直させるには？ 彼以外の男性と恋をすること」
「女性でお金を稼ぐ人の条件は？ とにかく柔らかいことに尽きると思います」
このヒト、出所したら詩人にでもなればいいんじゃないか？ 肩書きは「ハイパーエリート詩人」でw。一物書きとして真剣な話、詐欺なんかに頭を使うのはもったいないと思うのだ。
引用元 URLﾘﾝｸ(woman.infoseek.co.jp)