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生活保護を受給している大阪府門真市の40代の男性が通院にタクシーを利用したと装って領収書の偽造を繰り返し、
市から交通費約300万円を不正受給した疑いのあることが10日、市への取材で分かった。男性がタクシー代を
請求するため市に提出した手書きの領収書には、架空の運転手名などが記されていた。市は不正が認定できれば、
生活保護法に基づき男性に交通費の返還を求める方針。
市などによると、男性は平成23年5月から生活保護費を受給し、身体障害者手帳を所持。門真市内の自宅から
約15キロ離れた枚方市内の病院などにタクシーで通ったとして毎月、市にタクシー代の領収書を提出し、全額を受け取っていた。
今年5月下旬、男性が支払ったとするタクシー代に障害者割引が適用されているかを確認するため、
市の担当者がタクシー会社に料金体系などを照会。その際、男性が提出した領収書を確認したところ、
実在しない運転手の氏名や車両番号が領収書に記載されていたことなどが判明した。
男性は産経新聞の取材に対し「領収書はタクシー運転手からもらった。偽造はしていない」と主張した。
身体に障害のある生活保護受給者は、遠隔地の病院へ通院するなど特別な事情でタクシーを利用した場合、
領収書を添付した申請書を自治体側に提出すれば交通費を受給できる。市は、男性が提出した領収書の大半が
偽造されていたとみて、男性から事情を聴くなどして事実関係の解明を進めている。
門真市では10月、生活保護費の不正受給で夫婦が逮捕されたばかり。
市の担当者は「高額な交通費の支給では、タクシー会社に乗車履歴を確認するなど、チェック態勢の改善に取り組みたい」と話した。