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室長補佐の部署、庶務が「出勤」押印 マイナンバー汚職
マイナンバー制度導入に向けた調査業務の汚職事件をめぐり、収賄の罪で起訴された厚生
労働省の室長補佐の所属部署で、庶務係が本人に代わり出勤簿に「出勤」を示す押印をする
慣習があったことが分かった。室長補佐が職場に出勤していたのは週に半分以下とされるが、
昨年はほぼ毎日出勤したことになっていた。
厚労省が5日に開かれた民主党の会合で、室長補佐の中安一幸被告(46)の昨年の
出勤簿を示し、明らかにした。国家公務員は職場に出勤すると、原則として本人が出勤簿に
印鑑を押すルールがあるという。ところが、室長補佐が在籍する情報政策担当参事官室では
庶務担当が職員約40人分の印鑑を預かり、休暇届などがなければ職場に来なくても
押印していた。
昨年の室長補佐の出勤簿では、計228日に押印され、平日で休暇扱いだったのは
14日間だった。担当者は「適正な労務管理ではなかった」と話し、今年10月から
是正したという。
朝日新聞DIGITAL 11月5日(木)19時56分配信
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