15/10/31 04:55:38.95 *.net
地球温暖化対策の新たな枠組みを目指して、世界のおよそ150か国が提出した温室効果ガスの排出量の削減目標について、
国連の事務局は、試算の結果、世界の平均気温の上昇を2度未満に抑えるという目標を実現できないとする報告書をまとめました。
これは、来月30日から温暖化対策を話し合う国連の会議「COP21」が始まるのを前に、国連の事務局が発表したもので、
世界のおよそ150か国が提出した温室効果ガスの削減目標を基に今後の世界全体の排出量を試算しました。
その結果、温室効果ガスのうち、二酸化炭素の排出量は、各国が6年前の「COP15」で合意した、世界の平均気温の上昇を産業革命の前と比べて2度未満に抑えるという目標を実現できないことが分かりました。
具体的には、目標で示された水準よりも、排出量が2025年の時点でおよそ90億トン、2030年の時点で、およそ150億トン上回るとしています。
ただ、各国が温室効果ガスの排出の削減目標を掲げたことで、何も対策をとらない場合に比べると、2030年の時点で40億トンの削減となり、
遅くとも2030年をピークに世界の排出が減少に転じるとしています。
(中略)
国立環境研究所 3.3度上昇と試算
各国の削減目標を巡っては複数の大学や研究機関が将来の気温の上昇にどの程度影響するのかを試算し、結果を発表しています。
その一つ、日本の国立環境研究所は民間のシンクタンクと共同で、150余りの国が提出した削減目標を基に今世紀末の気温上昇を独自に試算しました。
それによりますと各国が目標を達成しても目標の期間が終了する2030年以降にさらなる対策をとらなければ今世紀末には産業革命前と比べて3.3度、
削減目標による対策を全く行わない場合は4度、気温が上昇すると試算しています。
(以下略/全文はソースで)
国連 気温上昇の抑制目標「実現できない」 NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)