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埼玉県熊谷市の6人殺害事件は最初の犠牲者となった田崎稔さん夫婦の遺体発見から21日で1週間。
ナカダ容疑者は依然として意識不明の状態で、動機解明の大きな壁となっている。
「川崎市在住の姉とも連絡が付き、安堵(あんど)していた。なぜ財布などを置いて逃げたのか分からない」。
ナカダ容疑者が13日午後、熊谷署から逃走したことについて捜査幹部は首をひねる。
ナカダ容疑者が最初に熊谷市内で姿を確認されたのは13日午後。
不審な男がいるとの通報があり、通訳が必要として熊谷署に同行された。
しかし、外でたばこを吸わせている間に逃走。
ポケットに入れていた携帯電話、パスポート、現金約3400円入りの財布は全て署に置いたままだった。
その後、民家の物置に隠れているのを住民の60代の男性が見つけたが、
男性は「おびえたような表情で、おとなしかった」と印象を話す。
この時点では周囲に凶暴性を感じさせなかったナカダ容疑者。
14日以降の行動は一変する。
URLリンク(www.sankei.com)
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田崎さん夫婦と加藤美和子さん(41)は刃物で上半身を何度も刺され、
田崎さん方の壁には血で書かれたアルファベットのような文字が残されていた。
加藤さんの長女、美咲さん(10)と次女、春花さん(7)には1カ所の傷口を何度も刺した可能性�