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安全保障関連法案の審議の終局段階を迎えた18日、中国公船が領海侵犯を繰り返している尖閣諸島(沖縄県石垣市)の地元漁師らからは、法案成立を歓迎する声が相次いだ。
「現実に起こっていることを優先的にまず対処すべきだ」。沖縄県漁業士会の比嘉康雅会長(58)=石垣市=はこう強調し、安保法制を評価した。
「昔は普通に行けた漁場に行けなくなった。中国など周りの国々は日本の足下を見ている。
このまま放置していれば、竹島、北方でも他国の影響がどんどん強まってきてしまう」と危機感をあらわにした。
また、マグロはえ縄漁船船長、座波幸次さん(54)=同市=は漁の合間を縫ってインターネットなどで審議の様子を見守った。
「現場の状況が議論されるわけでもなく、ただ『反対、反対』と叫ぶだけ。まともな議論がされていないように感じた」と、安保法制の審議を巡る野党の対応を批判。
「フィリピンやベトナムの状況は人ごとではない。安保法制を整備することは中国への抑止力につながる」と語気を強めた。
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