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「極充溢」の要求で防衛費４年連続増額へ
防衛省の予算は安倍政権の発足以来３年連続で増額されてきましたが、来年度予算の概算
要求は今年度をさらに上回り、過去最大の５兆９１１億円となりました。まさに「溢れん
ばかり」なのか、中谷防衛大臣からは、こんな語呂合わせも飛び出しました。
「５兆９１１億円、語呂合わせをいたしますとゴクジュウイツ（極充溢）となりますが、
内実共に充実したものにしなければ・・・」（中谷元 防衛相）
「極充溢」、充ち足りて溢れんばかりという意味でしょうか、防衛省は来年度予算の概算
要求として今年度予算から２．２％増額した５兆９１１億円を計上しました。今年度に続いて
離島防衛の強化を前面に打ち出し、新型輸送機オスプレイ１２機に１３２１億円、航空機で
輸送できる機動戦闘車３６両に３４１億円などを盛り込みました。
また、国会で審議中の安保法案が成立した場合に大幅に広がる自衛隊の新たな任務での
活用も想定される品目も含まれています。ＣＥＣ＝共同交戦能力というアメリカ軍との
連携を強化した新型の戦闘システムを搭載するイージス艦１隻の建造に１６７５億円を計上したほか、
戦闘機などの航続距離を伸ばす新型の空中給油機や、路上の仕掛け爆弾などへの対策として
紛争地で活用される輸送防護車なども調達します。
防衛省の予算は、２００２年以来１０年続けて減少傾向にありましたが、安全保障環境の
変化による防衛力強化の必要性を強調する安倍政権の発足によって増加に転じ、今年度まで
３年連続で増額してきました。「極めて充溢」したという概算要求が認められれば、４年
連続の増額となります。（31日15:41）
TBS News i.
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