15/08/28 22:17:36.17 *.net
URLリンク(www.asahi.com)
16年度の概算要求、102兆円台 3年連続で過去最大
2015年8月28日21時48分
国の2016年度予算編成に向けた各省庁の概算要求が28日、固まった。要求総額は
102兆円台になる見通しで、3年連続で過去最大を更新する。高齢化に伴う医療や介護などの
社会保障費や、国の借金にあたる国債費などが過去最大に膨らんだためだ。
安倍政権はデフレ脱却を確実にするとして、概算要求基準に3年連続で歳出総額の
上限を設けず、要求総額は2年連続で100兆円の大台を超えた。今年度の当初予算は、
101・6兆円の概算要求を約5兆円削り、96・3兆円とした。財務省は年末にかけての編成作業で、
今年度と同水準まで圧縮したい考えだ。
概算要求では、厚生労働省の要求額が30兆6675億円にのぼった。内閣府に移った
保育所運営費などを加味すると、実質的に過去最大となる。利払いや元本返済にあてる
国債費は26兆543億円で、今年度予算より約11%増えた。財政難で国債の新規発行が続き、
借金総額が増えたためだ。防衛費の要求も2・2%増えて5兆911億円と過去最大となった。
財務省は概算要求を31日に締め切る。麻生太郎財務相は28日の記者会見で「手を緩めずに
本格的な歳出改革に取り組む」と強調した。ただ、来夏に参院選を控える与党は増額圧力を
強めると見られ、厳しい編成作業となりそうだ。(奈良部健)