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エレベーター人為的に閉じ込め
08月12日 15時55分
シンドラーエレベータで、保守点検を担当していた元社員が、ことし６月から８月に
かけて、東京都内や千葉県内にある複数の集合住宅で、エレベーターを故意に
停止させ、利用者が閉じ込められたケースが相次いでいたことがわかり、国土交通省が
詳しい状況を確認しています。
国土交通省によりますと、シンドラーエレベータで、保守点検を担当していた元社員が、
ことし６月から８月にかけて、東京都内や千葉県内にある複数の集合住宅で、
エレベーターを故意に停止させ、利用者が閉じ込められたケースが相次いで
いたことがわかったということです。
国土交通省によりますと、被害にあったのは住民などあわせて７人で、閉じ込められた
時間は数十分ほどだったということで、今のところけが人の情報はないということです。
シンドラーエレベータによりますと、元社員は、７年前の平成２０年、東京支社に
入社した３６歳の保守員だということです。
８月２日、茨城県内のホテルで、元社員本人が閉じ込められたケースに不審な点が
あったため、会社が事情を聞いたところ、本人が故意に停止させたことを認めたため、
８月５日、懲戒解雇とするとともに、１１日夕方、国土交通省に報告したということです。
これを受けて、国土交通省は、詳しい状況の確認を進めるとともに、会社に対し、
元社員が保守点検したエレベーターの緊急点検などを指示しました。