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「ただしイケメンに限る」という嘘―女性は外見を判断の第一にしていない【鴻上尚史】
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『恋愛の楽しさ』を味わえる相手を、まず見つけろ」というけれど、「いやいや、それが難しいんだって」という人もいるだろう。
己の外見がハンデとなっていると認識している人も多いだろうけれど、実はそんなことはないとも、劇作家の鴻上尚史は指摘。夏到来、恋の季節に週刊SPA!連載「ドン・キホーテのピアス」から、
恋愛を後押しするコラムを3本立てでお届けする2回目。最新書籍『この世界はあなたが思うよりはるかに広い』では、こんなことも書いているのだ。
◆「ただしイケメンに限る」という嘘
「ただしイケメンに限る」という嘘 ツイッターを見ていたら「男は交際を申し込まれたら、8割の女はオッケーで2割がムリ。女は2割の男がオッケーで8割がムリ」という文章があって、「おおっ!」と興奮しました。
どんなものにも例外があるのでしょうが、これはかなり的を射た表現なんじゃないかと、実感が教えてくれます。
少し前、「恋愛を科学する」というテレビ番組の脚本を書いたのですが、そこで、幼稚園の子供から高校生までに好みのタイプを聞くという企画がありました。
幼稚園の女の子は「面白い人」「楽しい人」「頭がいい人」「かっこいい人」といろいろと違うのに、男の子は、ほぼ全員が「かわいい子」と答えていました。
そして、この傾向は、小学校から中学校、高校に入っても変わりませんでした。女の子は成長と共に「面白い人」が「賢い人」に変わったりするのですが、男は一貫して「かわいい子」が主流なのです。
それはもう、わかりやす過ぎるぐらいわかりやすいパターンでした。
一時期流行った「ただしイケメンに限る」という条件は、じつは男側が自分達の傾向を勝手に女側に当てはめただけだ、とわかるのです。
男には、「どんなに性格がよくても、どんなに家庭的でも、ただし、かわいい子(美人)に限る」という信念(?)を持つ奴が多いのです。が、女性は、男性に比べてはるかに「外見で選ぶ」という人は少ないのです
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★1の立った日時 2015/08/07(金) 18:58:37.15
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