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日本の内閣府は今年6月、出生率の低下に関する白書を発表した。これには現代の若者の、恋愛への態度に関する調査内容が含まれた。
その結果によると、20−39歳の独身者のうち46.2%が「恋愛が面倒」と回答した。日本新華僑報が伝えた。
28.8%は未婚かつ恋愛をしていないと回答。39.1%の女性と36.2%の男性は、恋人が欲しくないと回答した。注目すべきは、50歳までに結婚した経験を持たない日本人の比率が上昇していることだ。
この現象の重要な要因は、「貧困」だ。調査結果によると、低所得の若者ほど恋愛に興味を持たない。日本の恋愛関係は経済力、特に男性の所得水準によって左右される。
調査結果によると、女性の30%が年収500万円以上の男性としか結婚したくないとした。この残酷な現実によって、日本の多くの低所得の貧困青年が、恋愛をあきらめている。
プライベートの時間がほとんど取れないことも、もう一つの重要な原因になっている。残業文化の影響により、人々はほとんどの時間を仕事に捧げている。
指で数えられるほどの休日は休息にも間に合わないほどなのに、異性と知り合い、相手を理解し関係を発展させ、これを維持することができるはずがない。
多くの人は、恋人を作っても結婚に至る時間はないことを意識している。そのため「頑張る」ことをあきらめているのだ。
「恋愛をする金がない」、「恋愛をしたくない」というよりは、日本の若者は「恋愛をする金がない」から今日の「恋愛をしたくない」に至ったと思われる。
日本では、激しく恋をすべき年齢の若者が、恋人を作らないという現象に陥っている。
むしろ連れ合いと共に老いるはずの高齢者が、果敢にも老いらくの恋を始めているのだ。これは興味深い現象だ。
厚生労働省の調査によると、60−79歳の間に結婚した高齢者は、2012年までの10年間で約30%増加した。80歳以上になり結婚した高齢者は、2006年より60%増加した。これは非常に高い伸び率だ。
高齢者が夫婦になるのは通常、生活の「孤独」によるものだ。年を取れば、連れ合いを亡くすか、離婚することもよくある。
長年苦労をし、子供を独り立ちさせることは、夫婦にとっての解放であるが、孤独という「束縛」の始まりでもある。仕事をする必要がなければ、生活の多くの時間をつぶす手段がない。
そこで多くの高齢者が知り合いの紹介やその他の手段により、かつての若者のように新しい友人と知り合う。意気投合すれば、夫婦になる。
また高齢者はより純粋に恋愛を楽しんでいる。彼らは恋愛する際に、必ず結婚しなければならないとは思わない。
むしろ遺産相続などの複雑な事情により、再婚に慎重になる。彼らが恋愛するのは、人生の最期にもう一度生活を楽しむためだ。
日本社会の若者は現実によって恋人を作ろうとしていないが、高齢者は常識にとらわれず果敢に恋愛しようとしている。これはまさに泣くに泣けず、笑うに笑えないことだ。
「高齢者に学べ」というスローガンを叫ぶだけでは役に立たないだろう。若者が恋愛を楽しみたくないのではなく、残酷な社会の現実がそうさせないのだからだ。
2015-07-27 08:42:34
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