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2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は21日、東京都内の会合で、
新国立競技場の総工費が大幅に膨らんだ問題に関し「組織委はどこで競技をするかを決めるのであって、
競技場を造る立場にはない」と述べ、自らの責任を重ねて否定した。
総工費の一部負担をめぐる文部科学省と東京都との対立については「国が負担額などを明確にしないから、
舛添要一知事が不愉快な思いをした。文科省の責任は大きい」と強調した。
会合は文科省などが主催する来秋の国際会議に向けた関係者の集まりだったが、下村博文文科相は約10分で退席。
これに対しても森氏は「呼び掛けておいて、直ちに退席したのは(他の出席者に)極めて失礼だ」と批判するなど、憤まんやる方ない様子だった。