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安倍政権の最重要課題である安全保障関連法案が、与党の単独採決で衆議院を通過してから、初めての週末を迎えた。
衆院通過後、激しくなる抗議活動。
新潟市では、民主党の枝野幹事長が参加し、法案反対を呼びかけた。
民主党の枝野幹事長は「安倍さんは、日本を取り戻すとか言って、選挙を戦われましたが、取り戻すどころか、戦後70年間、大切にしてきた日本の宝を、次から次へと破壊をしている」と述べた。
一方、菅官房長官は、神奈川・横浜市の講演で、法案の意義を訴えた。
菅官房長官は「厳しさを増す国際的な安全保障環境を踏まえ、国民の生命と平和な暮らしを守るために、極めて重要な法案だという位置づけをしています」と述べた。
こうした中、衆院での採決後、初の週末を迎え、与党議員は、地元に戻り、支援者などに対し、説明に追われた。
衆議院の特別委員会の委員である、宮川典子議員は、地元の山梨県へ。
宮川議員は「(採決の時は)止めるのが一生懸命で、結構、後ろでもみくちゃになっていました、わたし」と話した。
支援者の関心はもちろん、安保関連法案について。
宮川議員は「この法案をつくったから、戦争するわけではないので、やっぱりもうちょっと、
法案の中身の難しい文言じゃなくて、何のためにやっているのか、もうちょっと若い人たちには、お伝えしなきゃいけないんじゃないのかなということを思いました」と話した。
支援者は、「ただ1つ、やっぱり、もうちょっと説明がね、もうちょっとわかりやすい説明をしてもらえれば、若い人(デモ参加者)たちも、違ったのかなという気がします」、
「尖閣の漁船の問題でね、何もできなかった。でも今回、こういった法案が通ったことによって、あれは危機的管理で、ある程度、防衛できると」などと話した。
宮川議員は「やはり、国民の皆さんの感覚とずれた言葉とか、答え方とか、説明の仕方っていうのがあったということの証左だと思っていますので、それの溝をこれから埋めていくのも、仕事じゃないかなと思っています」と述べた。
また、官邸の要の1人、加藤官房副長官も、地元・岡山県で、法案への理解を求めた。
加藤官房副長官は「戦争をしようというような考えは全くなくて、逆にそういう状態じゃない、平和な地域や日本をつくっていくために、
何をなすべきか、こういうことでやらしていただいているところであります」と述べた。
国民への理解をどう深めていくのか。
参議院での審議は、早ければ今週後半にも始まる見通しだが、その行方は、不透明なまま。
法案は、衆議院を通過し、今国会で成立する公算だが、それだけに、今後は、国民の不安の声を聞き、それに寄り添う、より丁寧な説明が求められている。
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