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新国立競技場の建設費2520億円もベラボーだが、NHKの新社屋はそれ以上だ。
先月、渋谷区神南2丁目の現有地での建て替えが正式に発表されたが、ナント、新国立を上回る3400億円もの費用が予定されているのだ。
建て替えはすべて視聴者の「受信料」で賄われる。
籾井会長は現有地での建て替えを選んだ理由について「新しい土地の取得費用がかからないから」と説明したが、マヤカシもいいところだ。
ジャーナリストの須田慎一郎氏が言う。
「(1)現有地と等価交換で取得した新しい土地に移転する(2)現有地で建て替える―NHK内部でこの2パターンを試算した結果、建て替えた場合の費用は、移転のほぼ倍額になると分かりました。
限られた敷地内で行う建て替えは、建物の配置や工期が複雑に入り組むため、難工事となり時間もお金もかかる。
建設費は軽く4000億円を突破するといわれています」
籾井会長が「参考にした」という民放の新社屋と比較しても、日本テレビの新社屋は1100億円、テレビ朝日は500億円だ。
いくらNHKが“大所帯”とはいえ、3400億円は高すぎる。
元NHK職員で「NHKから国民を守る党」代表の立花孝志氏(船橋市議)が言う。
「NHKの累積黒字は現在2000億円にも達し、『受信料が余っているなら視聴者に還元しろ』という声が出るのは時間の問題でした。
そこで予算を使い切るために出てきたのが建て替えだったのです。
『免震�