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エスピリト・サント州サンタ・レオポルジーナ市に住む15歳の三つ子のファビアさん、ファビエレさん、ファビオラさんは何をするのも一緒という仲良し姉妹だが、昨年の全国数学オリンピックで3人そろって
獲得した金メダルを今月20日にリオ市内で授賞することになった。9日付伯メディア(ウェブ版)が報じた。
農業を営む父パウロさんと母ラウリザさんは、三つ子が生まれる前に既に息子と娘を1人ずつ授かっていた。生活のために下の子供たちの誕生と同時に耕作量を倍増させ、畑に出る時間が増えた
両親に代わってまだ幼かった長女のフラビアさんが三つ子を相手に学校ごっこを始めたという。
小学校に入ってから三つ子たちは熱心に勉強を始め、5年生の時に初めて州の数学オリンピックに参加したことで理系科目への興味を増していった。その後も3人は一緒に勉強を続けたが、
互いをライバルだと思ったことは一度もないという。ファビエレさんは「分からない部分を教え合って勉強してきた」と語る。
貧困から脱出するために娘たちにはきちんと勉強してほしいと常に願っていたラウリザさんは、「三つ子たちはいつも姉の真似をしたがった。フラビアが先生の真似をしたことで3人も勉強好きに
なったのだと思う」と振り返る。小学校2年生まで学校に通った後は畑仕事で身を立ててきたパウロさんにとっても娘たちの快挙は最大の誇りだ。またフラビアさんも勉強を続け、奨学金を獲得して
私立大学で看護学を修めた後、現在は看護士として働きながらエスピリト・サント国立総合大学(UFES)でバイオテクノロジーの博士課程を履修している。
1819万2426人の参加者の中から勝ち進んだ501人の金メダリストへの授賞式は、リオ市立劇場でジルマ大統領や文部相の出席の下で行われ、ブラジルを代表する数学者のアルツール・アビラ氏らの出席も予定されている。
2015年7月10日付