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野党「警察の権限を逸脱」と批判 工藤会対策、長官の「トップを死刑に」発言
2015年07月03日20時01分 (更新 07月04日 02時24分)
警察庁の金高雅仁長官が特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)への対策について「トップを死刑または無期懲役にもっていく」と言及した発言をめぐり
3日の衆院法務委員会で、共産党の清水忠史氏が「警察の権限を逸脱している」と批判した。
清水氏は「訴追権を持たない警察が、法の適用の権限があるかのように言及しているともとらえられる。極めて重大だ」と指摘。
これに対し、山谷えり子国家公安委員長は「工藤会は市民生活に大きな脅威となっており、警察では集中的な取り締まりを徹底している。
徹底した捜査を遂げ、壊滅を目指す、という趣旨での発言ではないかと思う」と釈明した。
金高長官は6月29日の日本記者クラブでの会見で「組織のトップを死刑や無期懲役にもっていき、二度と組に戻れない状態をつくる」などと述べ、組織壊滅への決意を語っていた。
=2015/07/04付 西日本新聞朝刊=
ソース
西日本新聞
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