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移民侮辱発言 米で反発拡大 共和党トランプ氏 支持率は急伸
2015年7月4日 夕刊
【ワシントン=青木睦】二〇一六年の次期米大統領選に共和党から名乗りを上げた不動産王のドナルド・トランプ氏(69)の放言が、大きな騒ぎになっている。
トランプ氏は六月の出馬表明で不法移民問題に絡んで「メキシコ人は麻薬や犯罪を持ち込む。彼らは殺人鬼だ」と言い放ち、締め出しのため「国境に万里の長城を築く」と公約した。
これにヒスパニック(中南米)系の移民社会が「侮辱であり、人種差別だ」と猛反発。
発言を問題視した三大ネットワークの一角のNBCは、トランプ氏との共同事業のミス・ユニバース大会の放送中止を決めた。これに先立ちスペイン語放送大手も同様に放送中止を決定。
米大手百貨店のメーシーズはトランプブランドの紳士服の取り扱いをやめ、トランプ氏と縁を切る動きが広がっている。
半面、CNNテレビなどが六月後半に行った世論調査によると、共和党の大統領候補者の中で、トランプ氏の支持率は12%と一カ月前の3%から急伸。
ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)の19%に次いで二位に躍り出た。
ワシントン・ポスト紙は支持率急上昇の現象を指して「首をかしげたくなるような言動にもかかわらずというよりは、そんな言動だからこそだ」と指摘する。
トランプ氏は中国製品の輸入規制も公約する。そうした移民排斥や保護主義の姿勢が、景気回復の恩恵にあずかれない怒れる白人労働者の共感を得ている、とポスト紙は報じている。
ソース
東京新聞
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)