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愛知県豊田市で５月、妻と長女、義母の３人を絞殺した後、自宅に放火したとして
アルバイト、松井芳治容疑者（６５）が逮捕された事件で、愛知県警足助署は
３０日、松井容疑者の妻から現金をだまし取ったとして同県岡崎市岩津町、
無職、水野照代容疑者（６６）を詐欺の疑いで逮捕した。
同署によると、松井容疑者は事件の動機について
「妻が知人に現金をだまし取られて生活に窮し、将来を悲観した」などと話していた。
水野容疑者の関連口座には、松井容疑者の妻から２０００年９月～今年３月の１５年間に
約８６００万円が振り込まれていたといい、同署が関係を調べている。
水野容疑者の逮捕容疑は、０８年８月１３日ごろ、松井容疑者の妻（死亡当時６４歳）に、
長女（同３７歳）の就職をあっせんするには経費が必要とうそを言い、
現金６万８４００円を水野容疑者の口座に振り込ませて、だまし取ったとしている。
水野容疑者は否認しているという。
松井容疑者は、自宅に火を放った数時間後、岡崎市内で水野容疑者に包丁を
突きつけているところを警察官に取り押さえられた。県警によると、松井容疑者は、
県警豊田署に「妻が知人に８０００万円をだまし取られた」と相談していた。
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