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2015年06月29日 12時21分
ギリシャが債務不履行(デフォルト)に陥る恐れが増したことを受け、ユーロが急落している。
週明け29日の東京金融市場は、投資家の不安心理が高まり、株式市場では日経平均株価(225種)が一時、前週末終値に比べて510円以上値下がりし、外国為替市場では大幅な円高が進んだ。
欧州連合(EU)のユーロ圏財務相会合が27日、ギリシャが求めた6月末の支援期限延長を拒否することを決めた一方、ギリシャ議会はEUなどが示した構造改革案の是非を問う国民投票の実施を承認した。
「誰も想定できない展開になだれ込んだ」(大手証券)ため、市場は荒い値動きとなっている。
株式市場では朝方から幅広い銘柄で売り注文が優勢となって全面安となり、日経平均は取引開始直後に前週末終値比516円07銭安の2万190円08銭まで下落した。
銀行や保険などの金融株が大きく値下がりしたほか、電機や自動車などの輸出関連銘柄も売られた。
その後は買い戻す動きも出て、日経平均の午前の終値は、前週末終値比368円81銭安の2万337円34銭だった。
一方、外国為替市場では安全な資産とされる円が買われ、円相場はドルやユーロに対して上昇している。
対ドルでは午前11時現在、前週末(午後5時)比18銭円高・ドル安の1ドル=123円18~20銭で取引されている。
対ユーロでは、同2円65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=135円57~59銭と、大幅に円高が進んでいる。
市場関係者からは「ショック症状は出ているが、値動きは比較的冷静だ」との声も漏れる。対ユーロでは早朝に133円台後半と、円が約1か月ぶりの高値をつけたが、その後はユーロを買い戻す動きも出た。
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