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小渕優子前経済産業相（４１）の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が小渕氏を嫌疑不十分により不起訴としたことを不当だとし、
同法違反などの罪で小渕氏を告発していた「市民オンブズマン群馬」は２３日、検察審査会に審査を申し立てた。
申立書では「小渕氏が何も知らなかったというのは常識的にありえない」と指摘し、起訴相当の議決を求めた。同オンブズマンの小川賢代表は「（疑いを認める）起訴猶予でもなく、嫌疑不十分という形で幕引きしてはいけない」と述べた。
事件は小渕氏の資金管理団体など４団体の平成２１～２５年分の政治資金収支報告書の簿外支出を穴埋めする目的で、地元支援者向けの「観劇会」の収入を少なく申告するなどしたとして、
特捜部が４月、同法違反罪（虚偽記載）で元秘書２人を在宅起訴した。