15/06/22 16:05:23.20 *.net
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他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とした安全保障関連法案について、
衆院憲法審査会で「違憲」の見解を示した憲法学者三氏がそろって、自衛隊は「合憲」と考えていることが分かった。
三人の「違憲」表明後、政権側は、憲法学者は自衛隊までも違憲と考える人が多いと主張し、
安保法案を違憲とする憲法学者の見解の説得力を弱めようとするが、三人は当てはまらなかった。 (荘加卓嗣)
四日の衆院憲法審査会で、参考人の長谷部恭男早稲田大教授、小林節慶応大名誉教授、
笹田栄司早大教授の三氏全員が、集団的自衛権の行使容認は憲法九条が認めた自衛権の範囲を逸脱しているとして「違憲」と断じた。
これに政府・自民党は反発。自民党の谷垣禎一幹事長は五日の記者会見で
「憲法学者には自衛隊の存在は憲法違反だと言う人が多い。われわれとは基本的な立論が違う」と強調。
横畠裕介内閣法制局長官も同日の衆院特別委で「一般に憲法九条に関する憲法学者の意見は
伝統的に『自衛隊は違憲だ』とするものが多い」と答弁した。
十一日の憲法審査会では、自民党の高村正彦副総裁が「自衛隊をつくった時にもほとんどの憲法学者は違憲だと主張していた。
その通りにしていたら、自衛隊も日米安全保障条約もない」と発言した。
しかし、十五日に行われた日本記者クラブでの会見で、小林氏は「三十歳から大学の教師をやっているが、
ずっと自衛隊合憲説できた」と反論。長谷部氏も「自衛隊は合憲と思っている」と述べた。
笹田氏も本紙の取材に「必要最小限度の実力の行使にとどまり、
個別的自衛権の行使に限定された『実力組織としての自衛隊』は合憲と考える」と答えた。
三氏とも自衛隊合憲説に立っており、政権側の説明と食い違った。
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