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バブル景気時代の象徴の一つだった「ディスコ」が京都府舞鶴市でイベントとして復活した。
市内で一晩だけ会場を借り、1990年代前半までのブームを支えた中高年らが踊る。
京都縦貫自動車道の全線開通(7月18日)によって増加が見込まれる観光客の取り込みと、
街の活性化を狙った催し。関係者は「観光客も市民も楽しめるイベントで街を元気にしたい」と、
2か月に1度のペースで開催していく予定だ。
今月6日夜、東舞鶴地区のバー。床から色とりどりの光が放たれる空間で、市民ら約50人が
70、80年代のヒット曲に合わせ、軽やかにステップを踏んだ。アース・ウィンド&ファイアー、
クインシー・ジョーンズ、ビージーズなどの曲が流れ、「青春時代の血が騒ぐ」と盛り上がる
40、50歳代が目立ったが、若者の姿もみられた。
企画したのは、観光イベントなどを手がける市民グループ「舞鶴賑やかし隊」代表で、
結婚相談所を経営する仲井玲子さん(舞鶴市)ら数人。舞鶴を活気づける催しとして、
ディスコを選んだのは舞鶴で宿泊する観光客を呼び込むためだ。
府によると、観光客数に占める宿泊客数の割合は、宮津市が20%、京都市が25%に上るのに対し、
舞鶴市は3%前後だという。
そこで、仲井さんたちは、京都縦貫道の全線開通も迫っていることから、
「夜も楽しめ、みんなで盛り上げるイベントを開いて舞鶴に泊まってもらおう」と考え、今年4月、
「まいづるディスコ仕掛け隊」を結成。同24日夜、市内の音楽バーで第1回目を開催し、
約30人が50、60年代のオールディーズやロックを中心にした音楽とともにダンスを楽しんだ。
2回目となる今月6日のテーマは70、80年代。「バブル時代のディスコ世代」という
同市内の主婦(50)は「踊ることが大好きなので、ストレス発散になった。にぎやかなイベントがあってうれしい」と声を弾ませた。
ディスコを初めて経験する若者も。仲井さんの長女で大学4年の笑美子さん(22)は
80年代に仲井さんが着ていた服で踊り、「昔の映画のような光景で新鮮」と満喫。
市内の女性会社員(30)も「知らない人でも踊ったら、仲良くなれるのがいい」と気に入った様子だった。
選曲と音響を担当した会社員の浜本正史さん(47)は「自分たちで楽しみを作り出すことが大事」と強調。
仲井さんも「縦貫道の開通で便利になり、日帰りや素通りする観光客が増えるかもしれない。
だから、舞鶴は夜も楽しいとアピールし、市民も観光客も楽しめる街にしたい」と意気込む。
◇
次回は8月9日午後6時から、舞鶴赤れんがパーク2号棟・市政記念館で開催。
入場料はワンドリンク付きで2000円(前売り1500円)。問い合わせは、仲井さんへ。(中井将一郎)
YOMIURI ONLINE 2015年06月20日 07時41分
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