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松山市の金融機関で自分が暴力団員であることを隠して口座を開設したとして、広島県尾道市の
指定暴力団「三代目侠道会」の幹部が詐欺の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、広島県尾道市に本部を置く指定暴力団「三代目侠道会」の会長代行、矢野隆志容疑者（７７）です。
警察の調べによりますと、矢野容疑者は、おととし７月、松山市の金融機関で自分が暴力団員であることを隠して
個人向け国債の口座を開設したとして、詐欺の疑いがもたれています。
警察では、容疑を裏付けるため、１８日午後、尾道市の暴力団事務所の本部を捜索し、関係資料を押収しました。
警察は、捜査に支障があるとして矢野容疑者の認否を明らかにしていません。
警察では、不正に開設された国債の口座が、暴力団の資金源に利用されていた可能性もあるとみて、
金の流れなど詳しい実態を捜査しています。