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【ロンドン】英国では2~4月の賃金上昇が約6年ぶりの高いペースに達した。雇用拡大の減速見通しで、労働者の賃金交渉力が高まっている様子だ。
週平均賃金は賞与を含めた場合、除いた場合のいずれも前年同期比で2.7%上昇し、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が先週調査したエコノミスト予想を上回った。
賃金の上昇は、今年の残り期間に雇用の伸びが減速する兆しが現れていることも後押しした。ONSによると、2~4月の失業率は5.5%で横ばいだったが、正確性では劣るものの4月単月の数字では、失業率がやや上昇し、失業者数も小幅な増加を示した。
エコノミストの間では、労働市場の競争激化が英国の賃金を押し上げる公算が大きいとみられている。英イングランド銀行(中央銀行)が最近実施した調査によると、
5月に求人を開始した国内企業は「比較的要求技術の低い職で、良い人材を見つけること」がより難しくなっていると回答した。
一方、生産性が改善すれば業務効率化を通じたさらなる賃上げに期待が持てるものの、別の公式統計では生産性が停滞したままだった。
ONSによると、英国の労働生産性は2013年に主要7カ国(G7)平均より17%低く、過去20年間で最大の差に広がった。
複数のアナリストは、今年を通じて小幅な賃金上昇が続き、英国の家計が金融危機の間に失った購買力を回復するとみている。
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