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気温の上昇に伴って人気が高まっている飲み物が、いわゆるエナジードリンクです。
コンビニエンスストアでは、飲料コーナーの目立つところに各種製品がズラッと並んでいます。
恐らく「水分を補給しながら、体をパワーアップできる」と期待して買う人が多いからでしょう。
値段を見ると、「元気が出る」という付加価値が付いているためか、
1本(185~355ml)で税込み200円前後と、通常の清涼飲料水に比べて割高です。
これで何も効果がなかったらかなり損をすることになりますが、
中身の成分を見る限り、特にパワーアップを期待できそうにはないのです。
そもそも、なぜエナジードリンクといわれているのでしょうか。
それは、各製品に「パワーアップの素」といえるような成分が入っているからです。
それを摂取することで、元気が出たり、体がパワーアップしたりすることを、
ボトルのコピーやテレビCMなどでうたっているのです。ただし、直接的な言葉は使っていません。
効能・効果をうたうと、医薬品医療機器等法(旧薬事法)に違反することになるため、
婉曲的あるいは暗示的な表現で巧みに消費者に訴求しているのです。
●アルギニンに免疫向上や疲労回復効果はない
そのパワーアップの素とは、一つはアミノ酸の一種の「アルギニン(L-アルギニン)」で、
ほとんどのエナジードリンクに含まれています。
アルギニンは、たんぱく質を構成するアミノ酸の一つで、体内では成長ホルモンの分泌促進、
免疫機能の向上、脂肪の代謝