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韓国の担当相「初動対応が綿密なら…」 MERS感染増
ソウル=東岡徹
2015年6月8日20時42分
韓国で中東呼吸器症候群(MERS〈マーズ〉)コロナウイルスの感染者が増えていることについて、同国の文亨杓(ムンヒョンピョ)・保健福祉相は8日の国会審議で
「初動対応で綿密に対応していれば、早く事態を終息できた」と述べた。今が感染のピークだとし、封じ込めに全力を挙げる考えを強調した。
韓国政府は8日、感染していた80代男性が死亡し、死者が計6人になったと発表した。感染者も23人増え、計87人。
関係当局によると、国別の感染者の発生数ではサウジアラビアに次いで2位になったという。
初動対応をめぐっては、韓国初の患者は中東から帰国後に体調が悪化し、5月12日から相次いで4カ所の病院を訪れていた。
感染が確認されたのは同20日で、4カ所目の病院だった。この間に感染が広がり、2カ所目の京畿道平沢(キョンギドピョンテク)市の平沢聖母病院では最多の37人の感染者を出した。
文氏は感染が広がった原因の一つとして、最初の患者の確認が遅れたことを認めた。
一方、韓国政府は8日、在韓国の外国大使館の担当者向けに初めて説明会を開いた。
在韓大使館の間では、感染が起きた病院名などの情報が長期間にわたって明らかにされず、不満の声が出ていた。出席者によると、韓国側は遅くとも6月末までには終息させたいと説明。
在韓大使館側からは情報をもっと早く公表するよう要望が出たという。
韓国政府は8日、世界保健機関(WHO)との合同調査団が9日から活動を始めると明らかにした。13日まで感染の状況や関係する病院などを調べるという。
韓国ではMERSの影響で大規模な休校措置が続いているほか、各種イベントの中止や延期も相次いでいる。
外国からの観光客が減っているうえ、できるだけ外出を控える市民も多く、週末の行楽地や繁華街も人出が大幅に減っているという。(ソウル=東岡徹)
ソース
朝日新聞
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