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米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が主催し、米ロサンゼルス近郊で開かれていた
災害対応ロボットの国際大会は6日、2日間の競技を終えた。23チームが参加、韓国チームが優勝し、
賞金200万ドル(約2億5千万円)を獲得した。4チームが参加した日本勢は最高で10位にとどまった。
優勝したのは韓国科学技術院のチーム。2本の足に車輪を組み合わせたハイブリッド型で、
車の運転、バルブ操作、階段を上るなど八つの課題をすべてこなして完走し、タイムでも上回った。
2位、3位には米国のチームが続いた。日本は課題を五つこなした産業技術総合研究所が最高で、
東京大など他のチームは11位、14位と最下位。1チームは棄権した。
大会は「災害時に人間とともに作業できるロボットの開発」が目的で、ほとんどのチームはヒト型ロボットを開発した。
ホンダのASIMOなどで有名なヒト型は日本のお家芸とされ、
一昨年の前回大会では日本のベンチャーが1位だったが、お株を奪われる形になった。
4本足の軍事ロボットなどで知られる米ボストンダイナミクス社が開発したヒト型ロボットの提供を受け、
独自の改良を加えて臨んだ米国チームが上位に並んだ。
日本勢は、大会参加を課題にした経済産業省のプロジェクトが始まったのが昨夏。
棄権した東大や千葉工大などの共同チームの代表、中村仁彦・東大教授は「準備が間に合わなかった」。
国防総省の大会への参加の動機は「将来を見据えてヒト型の研究開発を一気に加速させる米国の狙いを感じた。
乗り遅れないためには参加が避けられないと思った」と話した。(米ポモナ=嘉幡久敬)