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自民党は3日午後、外交・財務金融の両部会と外交・経済連携本部の合同会議を開き、中国が主導するアジアインフラ
投資銀行(AIIB)構想を巡り議論した。合同会議では、出席議員からAIIBへの参加に慎重さを求める意見が相次いだ。
自民党は3日までに開いた6回の合同会議の議論を踏まえ、報告書案の文言を修正し、取りまとめた報告書を4日に
安倍晋三首相に渡す予定。報告書では、3月末が期限だった創設メンバーとなるための参加表明を見送った判断が正し
かったとの見方を示す。日本のAIIB構想へのかかわり方については、状況を注視しながら慎重に対応するよう結ぶ。
報告書案では、AIIBの参加への検討を8つの論点で検証すべきだと指摘。
「AIIBの運営やプロジェクトに関する情報収集」、「日本が長年培ってきた開発援助に関する知見のAIIBに
おける活用の可能性」といった論点を示した。一方で「多額の財政負担に見合う対価」を考慮する必要があるとも指摘した。
URLリンク(www.nikkei.com) 2015/6/3 18:26
自民党、AIIB構想には慎重に対応へ 合同会議