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【ワシントン西田進一郎】カーター米国防長官は27日、ハワイ州で開かれた
太平洋軍司令官の交代式で演説し、南シナ海について「全ての当事者による
埋め立ての即時、永続的な停止を望む」と述べ、中国が南沙(英語名スプラトリー)諸島の
岩礁で進める埋め立てをやめるよう求めた。また、中国が米軍による警戒・
監視活動の強化に抗議していることについて「米国は国際法が許すところなら
どこでも飛行や航行、作戦行動をする」と反論し、監視を続ける考えを表明した。
カーター氏は、南シナ海での岩礁埋め立てや人工島造成を続ける中国の行動が、
周辺地域の国々を結束させる結果を招いているとし「地域の国々はアジア
太平洋地域への米国の関与を一層求めている。米国はそれに応じる」とけん制した。
また、カーター氏は同州でフィリピンのガズミン国防相と会談し、米国による
フィリピン防衛の義務を履行する決意は揺るぎないものだと改めて強調。両氏は、
南シナ海に関わるすべての関係者は紛争の平和的解決を求め、埋め立てや、
係争地のさらなる軍事化をやめるべきだとの認識で一致した。
カーター氏は29日からシンガポールで開かれるアジア安全保障会議に出席する。
会議では南シナ海問題が議題になるのは必至だ。
シンガポールに向かう途中で演説やフィリピン国防相と会談して中国を強く
けん制したのは、周辺国を巻き込み、中国に圧力を加える流れを作る狙いが
あるとみられる。
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