15/05/14 08:43:23.09 *.net
北朝鮮産マツタケの不正輸入事件に絡み、朝銀信用組合の破綻時に北朝鮮に駆け込みで巨費を貸与した見返りとしてマツタケ利権を独占する密約を、
金正日(キム・ジョンイル)総書記と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長が交わしていた疑いが強いことが13日、
関係者への取材で分かった。強制捜査された傘下企業がマツタケ利権を一括管理し、
逮捕された宗萬氏次男らが采配していたという。宗萬氏が持つ債権は「120億円」との証言もある。
朝鮮総連が返済すべき資金をマツタケ利権に変えたことになる。
中央本部転売問題でも、この債権を盾に出資を引き出したとの見方もあり、今回の捜査が、
解明が困難だった朝鮮総連の裏資金の流れに迫る可能性がある。
公安関係者が複数の朝鮮総連幹部から得た証言によると、宗萬氏は1990年代の巨額送金について
「貸し付け」として借用書作成を金総書記に願い出て2000年代初頭までに2回、
秘密資金を管理する朝鮮労働党39号室の下、契約書が作られたという。
◆「後で(破綻の)責任を本国に追及されるのを恐れ、証文を取った」(朝鮮総連関係者)とされる。
契約は、北朝鮮産マツタケの販売権を宗萬氏側に譲り、売り上げで毎年、北朝鮮側の債務を相殺する内容。
経費を除く収益の約50%を金一族に上納し、残りが朝鮮総連側に配分されたが、多くが許一家の秘密資金となっていたという。
マツタケを不正輸入した疑いで京都府警などの合同捜査本部に逮捕された次男の許政道(ジョンド)容疑者(50)が
裏で取り仕切る「朝鮮特産物販売」など傘下企業が取引を管理し、利益を生んだ。ただ、制裁で輸入が禁じられた平成18年以降、販売が難しくなった。
制裁で宗萬氏が訪朝できなくなると、39号室側との毎年の協議を同社社長の金勇作(ヨンジャク)容疑者(70)と
政道容疑者が担うことになったとされる。捜査本部は制裁をきっかけに政道容疑者らが中国産と産地偽装に転じたとみている。
朝鮮総連は「産経新聞の取材は受けません」としている。
◇
【用語解説】朝銀信用組合の破綻問題
在日朝鮮人系信用組合で、対北送金のための朝鮮総連への融資などが焦げ付き、平成9~14年に
連鎖破綻。1兆円超の公的資金が注がれた。朝鮮総連の債務約627億円をめぐり
中央本部が競売され、落札業者から別会社に転売された。
◆北朝鮮産マツタケ利権の構図
URLリンク(www.sankei.com)
産経ニュース 2015.5.14 06:00
URLリンク(www.sankei.com)