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産経新聞 5月9日(土)15時29分配信
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安倍晋三首相は9日、都内のホテルで開かれた日米政財界人が集まる会合「パシフィック・ビジョン21東京会合」の昼食会であいさつし、
先週までの訪米を振り返りながら「次回は中西部、西部にも訪問したい」とした上で、
「そのためには長く総理大臣を務めることが大切だ」と述べ、
長期政権への意欲を示して会場の笑いを誘った。
米国との妥結を目指している環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉については「最終的な出口が見えてきた」と話し、
最終合意が近いとの認識を改めて示した。
その上で首相は安全保障面だけでなく、経済分野での協力も日米関係にとって重要と指摘し、
「日米が協力してアジア太平洋地域にしっかりとしたルールを作り、人と物とそして
資本が自由に飛び交う自由な経済圏を作っていきたい」とTPP妥結に意欲を示した。
オバマ大統領との日米首脳会談の成果については、「新たな日米関係の時代がスタートした、
70年後にもそう思っていただけるような会談になった」と歴史的意義を強調した。
昼食会には福田康夫元首相、御手洗富士夫経団連名誉会長、
マイケル・グリーン戦略国際問題研究所上級副所長、トーマス・シーファー元駐日大使ら約30人が出席した。