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静岡県で予定されているリニア中央新幹線のトンネル工事を巡って、静岡市の漁協が、
地元の渓流にすむ希少な「ヤマトイワナ」が生息できなくなるおそれがあるとして、JR東海に、
土砂が川に入るのを防ぐ対策などを要望しました。
静岡県の大井川など主に中部地方の渓流で釣れるヤマトイワナは、数が減っていることから、
静岡県のレッドデータブックで、近い将来、絶滅の危険性が高いとされ、地元の漁協が養殖などに取り組んでいます。
JR東海はことし3月、リニア中央新幹線の工事に先だって行った環境調査の結果をまとめ、
大井川の調査地点では見つからなかったと発表しました。
これに対して静岡市の井川漁協などは、大井川の源流で定期的に行っている調査で生息を確認していると指摘し、
トンネル工事で土砂が流れ込んだり、水が少なくなったりすれば生息できなくなるおそれがあるとして、
静岡市にあるJR東海の事務所で対策を申し入れました。申し入れでは、工事の土砂が川に流れこまないよう対策をとることや、
川の魚と魚のエサになる川虫の数を継続調査することなどを要望しました。
JR東海は、大井川にヤマトイワナがすむことは認めたうえで、「要望書の内容を精査し今後の対応を考えたい」としています。
リニア中央新幹線を巡っては、長野県の漁協も、地元の天竜川に生息する渓流魚の保護をJR東海に要望することを検討しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)