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大阪都構想をめぐり、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と
自民党市議団の柳本顕幹事長らが討論する集会を企画していた大阪弁護士会は28日、
維新側から出席見合わせの連絡があったとして中止を発表した。維新側は公平性が担保されていないなどと主張するが、
弁護士会側も「何ら偏っていない」と反論する。一方、橋下氏から「討論を避けている」と批判されてきた野党側は「矛盾している」と反発する。
「実務者レベルで詰めていたが、進行、会の趣旨とか、いろいろ協議がうまく整わなかった」。
28日午後、橋下氏は記者団に出席辞退の理由を説明した。
維新関係者によると、弁護士会側とのやり取りから「公平性が担保されておらず、反対のための集会」と判断。
だが、大阪弁護士会幹部は「集会自体、何ら偏っていない。(辞退理由は)まったく分からない」と首をひねる。
集会は30日開催を予定。賛成派代表として橋下氏が、反対派代表として柳本氏がプレゼンテーション。
続いて賛否両派の学識経験者2人も交え議論を繰り広げる段取りだった。
弁護士会によると、定員500人に約850人が応募。メディアも取材を予定していたが26日夜、
維新側から「出席を見合わせたい」と連絡。交渉を続けたが、28日に再び「出席しない」と通告があった。
橋下氏は公開の場での意見交換、論戦への積極姿勢で知られる。
平成24年、文化行政の補助金改革で文楽協会と軋轢(あつれき)が生じた際に技芸員47人と意見交換。
26年にはヘイトスピーチ問題で「在日特権を許さない市民の会」の当時の幹部と面会し、罵声を浴びせあった。
都構想をめぐっても反対派が討論を避けていると批判。反対派の藤井聡京都大大学院教授に
「僕1人で行くから藤井さんは仲間全員連れてきて。藤井さんと愉快な仲間たちでいい」と挑発したこともあった。
それだけに論戦する予定だった柳本氏も憤り、「これまで『討論しろ』と言っておいて何を考えているのか」。
公明市議団幹部も「言動が矛盾している」と皮肉った。
ただ29日午後、橋下氏は読売テレビの番組に出演し、柳本氏らと討論予定。維新関係者は「公平性が担保できる場所には積極的に出向く」と強調した。
★1が立った時間2015/04/28(火) 19:37:00.77
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