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モニタリングポスト不具合 福島県が契約解除を通知
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
4月23日 6時55分
福島県が今月から運用を始めた放射線量を計測するモニタリングポストで実際よりも異常に高い数値が記録された問題で、
県は機器の不具合が一向に改善されないとして委託先の業者に契約の解除を通知しました。
これを受けて、原子力規制委員会はホームページで公表していた77台分の放射線量のデータを削除する措置を取りました。
この問題は、福島県が業者に委託して今月設置した77台のモニタリングポストで、
異常に高い数値を示すなどの不具合が続き、県が業者に改善を指示していたものです。
しかし、今月20日の段階で不具合がある機器が33台と一向に改善されないため、
福島県は22日、業者に契約の解除を通知しました。
県によりますと新たな機器で計測を始める際、機器の健全性について調べた結果を業者が提出しておらず、
県の担当者も催促や確認を怠っていたということです。
記者会見した県の樵隆男危機管理部長は、
「モニタリングポストの不具合は直らず、業者に契約の解除を通知した。県にも問題があり、申し訳ない」と謝罪しました。
これを受けて原子力規制委員会と福島県はホームページで公表しているデータのうち、77台分について、
今月1日からのデータを削除し、今後の対応を検討することにしています。