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昨年ロシアが編入したウクライナ南部のクリミア。日本政府などの批判を受けながら、この地を3月に訪問した
鳩山由紀夫元首相が4月22日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。
鳩山氏はクリミア訪問の背景について「北方領土問題の解決に向けた思いがあった」と語った。
●「本当に対ロ経済制裁を行う必要があったのか」
会見の冒頭、鳩山氏は「日本を真の意味で独立した国にしたい」と口にした。日ソ共同宣言(1956年)に調印した鳩山一郎元首相の孫で、
現在は政界を引退している鳩山氏は、首相在任中から「北方領土問題の解決の役に立ちたい」と考えていたのだという。
そんなおり、住民投票のすえにロシアがクリミア半島を編入する出来事が起きた。
ところが、ロシアによる編入に反対する欧米に追従するかたちで、日本政府が対ロ経済制裁をおこなったことから、鳩山氏は訪問の意思を固めた。
「たとえ軽微な制裁であっても、ロシア側は深刻に受け取った。
このような状況では、北方領土問題の打開策について真摯な議論はできない。本当に経済制裁を行う必要があったのか、現地に行って見たいと思った」
●「元首相ということだけで、各国の指導者に会える」
訪問したクリミアの現状について、鳩山氏は「若者たちは目を輝かせて平和を享受していた」と回想。
さらに、住民投票の結果や歴史的背景について説明を加えながら、「経済制裁をおこなうべきか、慎重に検討すべきだ」と主張した。
しかし、元首相という立場の人間によるクリミア訪問に対しては「対外的に間違ったメッセージを発することになるのではないか」といった批判が日本国内に少なくない。
会見でも「元首相の責任」ついての考えを求められる場面があった。
鳩山氏は、アメリカのカーター元大統領が北朝鮮などを私人として訪れて、国家間の関係改善につとめていることを例にあげて、
「元首相としてやるべきことがある」と強調。「元首相ということだけで、各国の指導者に会える。そういった方々に会って、
現在の日本政府にできないことをやるのが元首相の責任だ」と持論を展開した。
(弁護士ドットコムニュース)
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