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東京23区で14日、119番通報が4時間近くつながりにくくなるトラブルがあり、
東京消防庁は21日、通報を受ける装置の設定ミスが原因だったと発表した。
3月にも通報が9分間受けられなくなるシステム障害があり、
同庁はシステムを構築した日立製作所に対する損害賠償請求を検討する。
東京消防庁によると、14日のトラブルはかかってきた119番通報が
着信直後に切れるというもの。午後5時ごろから9時前までにあった着信702件のうち
60件が受けられなかった。担当者がすぐに折り返し、出動遅れはなかった。
先月24日に固定電話用の回線を一部廃止したにもかかわらず、
システムの設定を変えず、廃止した回線に接続確認のためのデータを送り続けたため、
容量オーバーで通報がつながりにくくなったという。
3月のシステム障害はプログラムミスが原因だった。東京消防庁の臼井正人・情報通信課長は
記者会見して「損害賠償請求も含めて検討したい」と話した。
日立製作所広報・IR部は取材に対して
「ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。
朝日新聞DIGITAL 2015年4月22日05時29分
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