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大阪市の橋下徹市長(45)が9日、同市内で行った街頭演説で、
5月17日に住民投票が行われる大阪都構想が実現した場合、
現在の24行政区を5特別区に統廃合する際に、基本は現行区名を住所の一部に残すとしたうえで、
「西成区」に関しては「おそらく西成という名前は消えます」と述べた。
現在継続している都構想の説明会で市民の意見を聞いて回ったところ、
西成区では「名前を消したい」という意見が多数であるためだと説明した。
橋下氏は、この日、同市浪速区で行った演説で、都構想実現時に
「新・中央区」に組み込まれる現浪速区の新住所は「大阪市浪速区大黒1丁目」から
「大阪都中央区浪速大国1丁目」と“浪速”の名前を残して変更する見込みであると例示。
一方で同じく「新・中央区」となる現西成区は「大阪市西成区岸里1丁目」が
「大阪都中央区岸里1丁目」と“西成”の名前を消して変更される見込みだとした。
新住所に現行区名を残すか、消すかはいずれも「手続き上は可能にしている」と解説。
橋下氏自身は「僕は今の名前がイヤだというのはよく分からない」と私見を述べたうえで、
あくまで各区の住民の意見を尊重するとして
「住民投票の後、1年間かけて各区の皆さんの声をしっかり聞いて決めたい」とした。
都構想が賛成多数となった場合、法律変更の手続きを行ったうえで「大阪府」を「大阪都」に名称変更し、
現大阪市の24行政区は「北区」「東区」「中央区」「南区」「湾岸区」の5行政区に統廃合される。
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