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(2015/04/07-19:30)
来日中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は7日、愛知学院大学(愛知県日進市)で講演し、
学生に向け「過去は変えられないが、未来は若い人の力でどのようにも変えられる。
人類全体の幸せを考えて」と述べ、世界を見渡す広い視野を持つよう呼び掛けた。
世界に貢献するため「日本の若者はもっと英語を学んで」と付け加えた。
ダライ・ラマは「どの国や社会も互いに依存している」と指摘。
「『私たち』と『彼ら』を区別する狭いものの見方が、個人や国家の間に不必要な問題を生んでいる」として、
偏見のない、バランスの取れた視点の重要さを強調した。
亡命という自身の経験も、違った角度から見れば「自由に人間として生きる機会だった」と振り返った。
中国については「60年以上全体主義的な支配の下にある」としつつ、
「学生が他の自由な国に出て行くなど、変化はある。
世界はより良い方向へ向かっていると、非常に楽観している」と話した。
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